「書けない」を突破するための3ステップ:書く習慣が人生を変える理由
こんにちは、ronaldoです。
私も毎日少しずつブログを書くことを通じて、自分の考えや意見を言葉にできるようになってきました。ただ、まだまだ文章としては拙いなと感じることも多く、ようやく「0 → 1」で文字を書けるようになったばかりの段階です。
書き続ける中で、わかってきたことがあります。
最初はとにかく文字を書くことが苦手でした。文章というより、1文書くのにも悩むような状態。400字詰めの原稿用紙を1枚書くだけでもしんどかったのを覚えています。
なぜか言葉が出てこない。何を書けばいいかわからず、ペンやキーボードが止まってしまう。
でも、今ならその理由が少しだけわかる気がします。
「最初からうまく書けるはず」
「他の人みたいに、しっかりした構成で、面白くて、読み応えのある文章を書きたい」
そんなふうに思いながら、いざ書き始めると、「書けない自分」に落胆していました。
結果的に、自分で自分を追い込み、責めて、そしてやめてしまう……。
でもあるとき気づいたのです。「目標設定のハードルが高すぎた」と。
Step1:やろうと思えたら合格。まずは“書く体勢”をつくる
まずは「書こう」と思えた時点で、すでに前進です。
昨日はできなかった。でも今日は書こうと思っている。その気持ちこそが何よりも大切な第一歩です。
行動に移すためには、まず「書く準備」がしやすい環境をつくりましょう。おすすめはアナログのノート。スマホやPCには誘惑が多く、気づけばSNSや動画を見て時間が過ぎてしまうことも……。
ノートに手を動かしながら書くことで、思考も自然と整理されます。「何を書こうか迷っている」とそのまま書いてOKです。とにかく書き出すことが大事。
Step2:1分でいい。まず1文を書いてみる
2つ目のステップはとにかく書いてみること。1分間、筆を止めずに思いついたことを書き殴ってみてください。
「昨日は雨だったけど今日は晴れたな」「お菓子が美味しかった」……なんでもいいんです。
1文が次の1文を呼び込みます。
不思議と、気づけば3分、5分と続けて書いていることに気づきます。
書いていく中で、「もっと調べてみよう」「これをテーマに明日も書こう」と自然に興味が広がっていきます。
昨日よりも少し賢くなる、そんな成長感を味わえるのも書く習慣の醍醐味です。
Step3:時間を決めて、10分だけ書く
「時間がないから書けない」という人におすすめなのが10分ジャーナリングです。
Apple Watchやスマホのタイマーを使って10分だけと決めて書く。時間が来たら終了。
集中して書けば、10分でも立派なアウトプットになります。
まだ書けそうなら、もう10分。無理せず、自分のペースでOKです。
大切なのは、「机に向かう」→「書く」ことに慣れること。これが継続の鍵になります。
なぜ「書いているうちにやる気が出る」のか?
不思議なのは、書き始めるとだんだん集中力が上がって、楽しくなってくること。
この現象には実は名前があって、「作業興奮」と呼ばれています。
- 作業興奮:最初はやる気がなくても、作業を進めるうちに脳が活性化してやる気が出てくる(by エミール・クレペリン)
- 客観視・メタ認知:自分の思考を文字にすることで、自分を客観視できるようになる
- 拡散思考:脳は1つの問いかけから多様なアイディアを連想し、広げていく性質を持つ
つまり、書くことは自分との対話であり、脳への刺激でもあるのです。
番外編:書くなら朝がベストタイミング
そしてもう1つ、私が強くおすすめしたいのが「朝に書く」という習慣です。
睡眠中に脳は感情や記憶、情報を整理しています。朝はそれが整った「新鮮な状態」なので、集中力や発想力がピークに近いのです。
調べてみたところ、以下のような知見がありました:
- ミシガン大学の研究:「朝型の人は午前中のタスクパフォーマンスが高い」
- コルチゾール(集中ホルモン)が朝に多く分泌され、集中しやすい
- 村上春樹氏やベンジャミン・フランクリンも「朝に書く習慣」を持っていた
実感としても、私は夜に比べて朝の執筆は3〜4倍生産的に感じています。
まとめ:小さな一歩から「書ける人」になる
書くことは、はじめの一歩が一番重たい。でもその一歩を越えれば、少しずつ自分の内側が変わっていきます。
- まずは「書こう」と思えたらOK
- 次に、1分でいいから書き始めてみる
- そして、10分タイマーを使って集中して書く
- 可能なら、朝の時間に書いてみる
それだけで、あなたは「書けない人」から「書ける人」に変わっていきます。
今日も、読んでいただきありがとうございました。
一緒に「書く」習慣を育てていきましょう。